こんばんは。マゾです。
はい。抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?完結しました。実は抜きゲ以外では初のエロゲ兼ギャルゲのプレーになるんですよね。
いつもはもんむす・くえすと!だとかその辺をやるんですけど、体験版が面白かったのでそのままプレー、結果ガン泣きしながらエンターキー押してました
今回はルート別の感想とかそんな感じですので、あんまりキャラとか触れません。大雑把な所感という感じでしょうか。発売から間もないゲームですがネタバレの配慮は全くしないので、未プレーの方々はご注意ください。
というわけで例の壁尻で選んだ順に紹介します。
渡会ヒナミ
ダメになりそう
見た目相応の子供っぽさもあるけど心の広さは恐らく全キャラ1とも言えるほどの母性を持つ先輩です。
ヒナミルートでは主人公は何度も折れそうになったり脱線しそうになったりしますが、ヒナミはそこで頑張れとは言いません。辛いなら辞めてもいい、そのままSSに入ってもいい、となんでも主人公を肯定してくれます。まさに母ですね。
常に主人公の安全を第一に考えてくれる
あとヒナミルートは礼が結構絡んできます。というかここまで来たら二人のルートだよねこれ。礼も主人公にお熱になるし、裏切られた後も二人を遠ざけて守ろうとするし、最後は3人で仲良くケーキを食べるし。3Pあるし。
このルートは結構しんどい展開が多いですが、なんだかんだでヒナミというロリ先輩が超凄いという事でまとまりましたね。あんまりにも献身的過ぎて追加シナリオの3P提案は流石にサイコパスっぽかったけど…
畔美岬
大体オチ担当
モブでデブというのが設定上での特徴の美岬。しかしその中身はドが付くほど淫乱で、思考回路もブっとんでいる。間違いなく一番キャラが立っているトンデモヒロインでしたね。
個別ルートも間違いなく一番狂ってるルートです。美岬の変態具合、というかヤバさが全面に押し出されてるんですけど主人公がそれを超えてイカれてしまってます。お似合いだぜ…という具合に他ルートとは全く空気が違うんですよね、
あとこれすっげえムカつくことに、美岬ルートの美岬は無茶苦茶可愛いんですよ。とても。他ルートと違って純愛。というよりも青春。あまりにもピュア。一番青少年らしい恋愛をしているんですよね。恥ずかしいくらいに。なんでそんなキャラなのに可愛いんだよ!!!!クソ!!!!ずるいぞ!!!!!
美岬ルートは雰囲気がもはや別ゲーですが、ある意味一番タイトルらしい事をしてるかもしれませんね。ギャグもキレッキレで腹抱えて笑えるストーリーです。
片桐奈々瀬
家庭的ビッチ。体つきがいやらしい
ピッチっぽい見た目ながら根は純情でオカンな雰囲気を出してる人。淳之介の過去に唯一関わっているし、正妻感はあるがなにかと不憫……
共通ルートから繋がる個別ルートの中ではある意味一番正当とも言えるルートかもしれませんね。3つの中では唯一爺ちゃんに文乃を渡すルートですし、奈々瀬自体共通ルートで色々匂わせてるし、最初から向こうは明確に好意を持ってますし、他ルートでも他の子くっついた時は複雑そうでしたからね。
奈々瀬とは最後の最後に恋人関係になります。その都合上か、エロシーンも奈々瀬が露出するものが多いんですよね。直接行為に及んでるものが少ない...
そもそも奈々瀬ルートは生徒会長がかなり強烈でそっちに押され気味だし、全体を通しても色々報われないというか不憫と感じます…殆ど救われませんからねあのルート。
琴寄文乃
かわいい
いや無理でしょ。泣くやんこんなん。
淳之介の為に全力で尽くしてくれるヒロイン。いや、全ヒロイン淳之介の為に尽くすタイプなんですけどね…あと可愛いという要素をこれでもかというくらいに詰め込めんでます。むべむべ。
しかしこのルートは本当に完璧でした。まさしく個別ルートを一通り終えてこそ成立するようになる構成で、進めるほどむべと思わせてくれました。
後半の展開はまさにオールスターズ。絶望の淵にまで追い込まれるが、今まで敵対していた組織の協力もあり悪を倒してみんなハッピーの大団円!少年ジャンプかよ!!!!!とも思いました。でもこういう予定調和、とても大好きなんですよね。予想通りの展開が訪れる度、「キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!」とかボロ泣きしながら言ってました。最高です。でも微妙に伏線残してますし、後日譚とか出すんですかね?
細かい描写とか
ギャグセンスがかなり鋭かったですね、パロディの種類が尋常じゃないほどレパートリーが豊富で、質も高い。パワーワードもハッパ決めたようなセンスが光っており、パワーワードとして機能していました。セールスポイントにしてるだけあります。
話もテンポ良く進むし、あまり難解では無いストーリー。個別ルートは投げっぱなしの伏線も多くてこれどうなるん?みたいな違和感はありましたがグランドルートで大体片付きますし、そこまで気にしませんでした。戦闘描写は特に思うことは無かったです。大体根性と運で乗り切ってますからね。
古今東西のパロが詰まったシナリオ名。本編もかなりスレスレ
エロ☆シーン
これは多分俺の問題なんですけど、前戯大好きマンなんですよね。マゾですので
なので全体的にメインヒロインとの前戯が思ったより少なくてそこは首傾げました。そんなものかもしれないけど……
抜きゲーでは無い!と断言しており、ストーリー重視なのもよーく分かるんですけど、淳之介の性格を尊重してなのか、かなり無難なものが多い印象ですね。前戯もオーソドックスなもので済ませてるし……淳之介の希望するプレーは見抜きだとかハメ撮り首輪プレーとかロリの睡姦とか変にフェチズムなのはあるんですけどね...
音楽
かなり良いです。というよりも使い方が上手い。
オッシャレなBGM自体で記憶に残りやすいフレーズですし、流れると「来たな…!」と思わせてくれるBGMなんですよね。作品と完全に適合しており、まさに適材適所と呼ぶに相応しいと思っています。サントラくれ!ある!
淳之介
この話を成立させているのはまさしく彼の存在です。彼はとても重い過去を持ち、それのせいでコンプレックスを抱えてしまい、かなり捻くれてしまいました。
正義感、根性は人一倍強い彼ですが、他に秀でたものはありません。その為、時には自分の非力さを嘆くし葛藤もします。しかし、信頼出来る仲間と力を合わせる事で成長し、困難を乗り越えていく…うーん、成長する主人公っていいですね。特にグランドルートの彼はまさに"漢"です。一番好きなのは最終決戦前にメンバーの役割を命じるシーン。
メンバーの役割を決めるようになるのは個別ルートでは奈々瀬ルートのみでした。ただ淳之介は精神力以外にこれといって特に秀でた能力がない為、とりあえず"リーダー"として立ち回っていました。しかしグランドルートの彼は色々な経験を経て自分の役割を確立するんですよね。成長を感じます。
自分の役割を見つけるっていいよね
淳之介はまさに王道ストーリーに最も適した友情努力勝利を体現した青年ですね。そりゃ童貞を拗らせまくるしエロゲの主人公並みの鈍感ムーブをかましたりするしヒナミと付き合い始めるとバカみたいに惚気てロリコンになるし、
デレッデレの淳之介。基本彼女ができると溺愛します
美岬と付き合うと事あるごとにキスCGを乱用するほど惚気て事件解決後はもうバカップル指数が天元突破してしまいますが……いい主人公ですよ。
毎日夢精で覚める主人公。ここまでくるとヤバいですよね
悪役とか
この作品で私欲で悪事を働いた人って手嶋しかいない気がするんですよね。トーカはなんだかんだ主人公を思って自分なりの行動を起こしますし、仁浦は娘と妻の為に動いてますし、防人もヤクザと関係があるとはいえ娘の復讐の為に仁浦を潰そうとする。やり方が外道を極めてたのは防人ですが、人の為に戦わなかった人は手嶋ぐらいじゃないんでしょうか、まあ実際この人だけ小物感ハンパないですからね…
言うならば手嶋は孤独だったんですね、美岬ルートでも愛を知ることが出来なかったが故に…と淳之介は分析した訳ですし。しかしグランドルートで彼は自分を頼る淳之介の師となり、淳之介を全力でサポートしました。そして淳之介を鍛え上げた後に、師匠になるのも悪くなかったと口を零す…考えてみると手嶋も本質は淳之介と全く変わらないんですよね、手嶋には出会いが無かっただけで。
出会い方が違えば仲間かもしれなかった…それがまさかグランドルートで実現するとは思いませんでした。頼れる男ですね。
結局島に残ってて共闘する手嶋。一番美味しいポジションになりやがって...
あっ、手嶋のことしか書いてねえ……まあいいか……
総評
とにかくグランドルートへの繋げ方が素晴らしかったですね。進めてくたびに個別ルートが全て伏線だったと思わせる文が出るたびにむべむべと何十回も思いました。
話の筋道自体はドが付くほどの王道でしたね。向き合うものもズー⚪︎ピアと似たようなものですし、正直さほど目新しい内容でもない気はします。が、俺は予定調和というものが大好きなのでこれで良いと思います。元々"パワーワード"でIQを下げて来る作品ですし、死ぬほど複雑な展開を用意されても仕方ないですしね。根性で乗り越えてグーで敵を倒すぐらいがちょうどいいんですよ...
にしてもこれが抜きゲー以外では初のエロゲになったわけですが、windowsがないのでMacを使って動かす羽目になったりと始める段階で色々不安がありましたが、無事動いてくれたし面白かったしととても有意義な時間になりました。エロゲも悪くないですね。
それではヒナミママのオギャCD聴いて寝ます。おやすみなさい。